S18 最終119位 ジバコラオス
【並びと結果】
【コンセプト】
・相手に応じて対面、サイクルを使い分ける
・圧の強いポケモンを並べて相手のダイマを弱く使わせてミミッキュで切り返す
・ポリ2を選出させない
【構築経緯】
攻めの相性補完が良い水ラオス+ジバコに地面の一貫切りと相手のウーラオスの立ち回りを窮屈にするHBサンダーを添えたところからスタート。
この並びはランドレヒレ系統には強く出れるものの、ドサイ絡みのサイクルには負けてしまうため、そこを補うために対面選出枠としてダスト持ちの襷エスバとアッキミミッキュを採用。
最後の1枠は受け回しや状態異常展開に強く、上4体で重めなカイリューに対して強く出れる枠が欲しかったので身代わり竜舞ドラパルトを採用して構築が完成した。
コンセプトにもあるように最強ポケモンであるポリゴン2を極力出させないように構築全体で睨みを効かせることも意識した。これにより冷ビ凍りに発狂することは殆どなかった。
【個体紹介】
◆水ウーラオス@スカーフ 不可視の拳
意地AS余りD
蜻蛉は耐久サンダーの静電気に泣かされるだけなのでストーンエッジを採用。命中不安ではあるものの静電気麻痺により機動力を失う方が負けに直結するので仕方ない。2000チャレで後投げサンダーをエッジ急所で葬った最高のポケモン。シーズン中盤では珠ウーラオスを使っていたが、個人的には初速が早いスカーフが1番強いと思った。
◆ジバコイル@チョッキ アナライズ
控えめHC余りD
10万 / ボルチェン / ラスカ / ボディプレス
ウーラオスが隙を見せる耐久振りサンダーやレヒレにあと投げする。受けルのドヒドイデに対しても後出しが安定するので、後述のドラパルトと絡めて崩していった。ボディプレスはダイスチルでのB上昇とのシナジーがあり採用したが、後投げされる地面勢を考えたら徹底光線の方が活きたなと思う場面が多かったので反省。ドサイドンにも最低限抗えると思いきや、ジバコ抜きの調整が多く泣かされたのでもう少しSに振っても良い。耐久振りサンダーは殆ど怪電波持ちだったのでクッションにしかならなかった。地面4倍が痛すぎるので安易なボルチェンは打たないことが使う上で大事。
◆サンダー@オボン 静電気
図太いH252 B196 S60
ボルチェン / 暴風 / 熱風 / 羽休め
ジバコが不利をとる地面勢やウーラオス意識でHBオボン。Sは1ジェットで最速アゴ抜きの良くある調整。熱風は怪電波と迷ったが、ナットレイ意識と暴風外しによる負けリスクを減らすために採用。最終盤はドサイドン絡みのサイクルが多かったので非常に動かし辛かったが、数え切れないくらい相手のウーラオスを麻痺させた。サンダー入りにダイマを切ってくるエースバーンは必ずアタックを持っているので、ジバコがナックルで落とされている場合は打ち負けてしまうがSが上がってなければ裏のスカーフウーラオスでミミッキュごと貫けるのが良かった◎
◆ドラパルト@珠 クリアボディ
火力重視で意地AS 余りD
ドラゴンアロー / ゴダ / 身代わり / 竜舞
エスバミミと組ませているのもあり、威嚇サイクルにペースを掴ませたくないのでクリアボディ。身代わりを持たせることでダイマでの有利不利逆転や欠伸電磁波等の状態異常を咎められるところが偉い。構築で明らかにカバラグ展開が重いので、初手から出して身代わりから入る。カバは吹き飛ばしがあるのである程度仕事をさせてしまうが、ラグのクイタンで身代わりが割れないので試合を優位に進められる。
このポケモンは相手のダイマ誘発力が高いので特にダイジェット勢に対しては身代わりから入って、相手がダイマするなら2ターン目にクッションに引いて切り返す立ち回りを良くしていた。サンダー対面はどっちの型でも様子見の身代わりが安定する。耐久振りサンダーがボルチェンや素暴風外しをするとアドが取れる。
ラグの前で身代わりを張った際、クイタンでゴダ持ちのミミが出てくると影+後攻ゴダで落とされてしまうので身代わりが残っててもダイマした。
◆ミミッキュ@アッキ
意地 H136 A174 B84 S118振り
実数値 147-145-111-63-125-131
戯れ / 影 / ドレインP /剣舞
S14に使った個体を流用。調整意図は殆どのアッキミミッキュミラーを制すSラインを確保しつつ、アッキ発動後に珠ミミのゴダを確定耐えしてシャドクロで落とせるようにしてある。ただ、今期は殆どミミッキュはアッキだったのでシャドクロではなくドレパンにした。実際、アッキミミミラーは数百戦して1回しか負けなかったので正解だったと思う。ここまでSを振ることで殆ど全ての耐久振りのサンダーやカイリューを抜いているので、相手の型を判別するのにも役立った。ただ、火力を落としている分、影打ちのリーチが短いところが欠点で、黄色ゲージのガブの炎の牙で怯んだり焼けたりして負ける試合もあった。
エースバーン@襷
意地AS余りD
火炎ボール / ダスト / 膝 /不意
対面選出の最強駒。ウーラジバコサンダーがレヒレドサイに弱いのでそこを毒格闘の技範囲でカバーしてもらった。水ウーラオスがほぼスカーフしかいなかったのでウーラオス入りには出さないようにした。レヒレランドには前述のウーラジバコサンダーorドラパで対応する。
【選出パターン】
○サイクル
・ウーラジバコサンダーorドラパorミミ
○対面
・ドラパミミ@1
○展開構築
・初手ドラパ+ミミ
○受け
・ドラパジバコ@1
【重いポケモン】
・アッキ怪電波サンダー
・電磁波持ち珠サンダー
・裏から出てくるカバルドン、ラグ
・レジエレキ
それ以外は大体選出と立ち回りでなんとかなった。
【所感】
3シーズン振りのガチ対戦ということもあり非常に苦しいシーズンだった。終盤まで使っていたカイリューナットサンダーが最終日前日から全く通用しなくなり、1,2枠の変更ではどうにもならないと感じたため急遽構築を組み直す必要があった。時間も限られていたため、自分の得意とする対面+サイクルの両対応ができる構築にしたところ、結果的に最終日にレートを60近く伸ばせたのでこの選択は正解だった。
余談だが、千葉県民の自分はバスケの千葉ジェッツを応援している。土曜日から2戦先取の決勝戦があり、1-1で迎えた本日6/1の最終決戦で見事に宇都宮を破って優勝を果たした。そして、自分が唯一2000に乗せられたromも"チーバくん"だったので2度嬉しかった。チーバくん最高!千葉県最高!
【Special thanks】
・最後まで応援してくれたせろさん
・荒んだ心を癒やしてくれた愛猫ニャシアン(きなこ)