S8最終169位スカーフ兎軸始動攻めサイクル【最終169位(2049)】
【結果と並び】
TNちくわ 最終169位(2049)
【コンセプト】
・環境TOPを上から殴る
・対面操作技でサイクルを有利にする
【構築完成までの経緯】
まず、高火力・広範囲の高速物理アタッカーとして優秀なリベロエースバーンをスカーフキッス/パッチ/ウーラオスの上から殴れるようにスカーフで採用。次にエースバーンが苦手とするドラパやカバに対して明確な打点を持ち、クッションとしても優秀な輝石ポリゴン2をHCアナライズ型で特殊エースとして採用。
続いて、襷/スカーフ/鉢巻と持ち物が読み辛く、上記の2体であまり相手したくない水悪ウーラオスに対面で抗えて、カバルドンを始めとする受けポケを起点にできるHBS残飯身代わりアシレーヌと環境トップのエスバゴリラの両方に強く出られ、ウーラオスに対しても最低限襷を削るくらいの仕事はできるHBゴツメウィンディを採用。
最後に、電気の一貫を切れてミミッキュ,ジバコ,キッスに強く出られるAS型破りドリュウズとノーマルの一貫を切りつつ大半のポケモンを上から殴れる最速鉢巻ドラパルトを入れて構築が完成。
今シーズンは新環境の幕開けということもあり、とにかく環境の変化に取り残されないことを意識して都度構築の修正を図ってきました。シーズン中に大きく2回構築を見直したので参考までに載せておきます。
○中盤使用構築(7/14~7/24) ※瞬間65位到達
AS珠エスバ/HCポリ2/AS襷悪ラオス/HBオボンカバ/HB残飯アシレ/HBウィンディ
環境TOPのエスバゴリラをHBウィンディでいなしつつHCポリ2を通していたらそこそこ勝てた。(エースバーンはメタがきつくて簡単には通せなかった)しかしながら、キッスの増加に伴いゴリラの採用数が減り、環境に水タイプが増加したこととに加え、本来の役割対象であったはずエスバゴリラに関しては特殊型や剣舞10万馬力型が登場し、ウィンディでいなすというコンセプトが機能しなくなったため解散。
○終盤使用構築(7/25~7/27) ※レート2022達成
AS珠エスバ/HCポリ2/AS襷水ラオス/ASスカーフパッチ/HBウィンディ/ASBアッキミミ
増えたキッスや水、エスバに強いスカーフパッチと、誘うカバに強い水ラオスを入れることで環境の変化に対応できるようにした。相変わらずHCポリ2の通りは良く殆どの試合でダイマさせていた。ウィンディは置物と化していたが裏にいると思わせるだけで相手のエースバーンが安易にダイマを切ってこないため、選出画面にいるだけで仕事をしていたような気がします。最終盤に差し掛かりついにHCポリ2が強いことがバレ始め、スカーフorマジフレキッス,スカーフパッチ,ジバコの急増により弱いダイマを切らざるを得ないことが多くなったため見直し。
【個体紹介】
○エースバーン(リベロ)@スカーフ
陽気 155-168(252)-95-#-96(4)-188(252)
火炎ボール / とんぼがえり / とびはねる /とび膝蹴り
警戒されていても使い得ポケモンだと思っていたので構築の始点とした。環境のエースバーン対策は①電磁波を撒く②上から高火力技で殴る③高耐久物理で止めるのどれかだと思っていたので、スカーフを持たせることで安定して初手に投げるができると考えた。上を取れると油断しているスカーフキッスやパッチラゴン、ウオノラゴン、ウーラオスを逆に上から殴る、カバ入り構築には引き読みで蜻蛉から入ることでアシレの起点にしていた。終盤やたらポリ2がダイマを切ってくるので一旦蜻蛉で引いて、裏のドラパルトでダイアタックを透かす等のムーブをすることも。
○ポリゴン2(アナライズ)@輝石
控え目 192(252)-#-110-172(252)-116(4)-80
10万ボルト / 冷凍ビーム /破壊光線 /自己再生
当初、大抵のポリ2がHBベースだったことを逆手に取り、想定外の火力で崩しの役割を持たせようと思いHCで採用しました。特に破壊光線を媒体としたダイアタックがS下降補正も相まって強力で、悠長に零度を打ってくるラプラスをダイアタック→ダイサンダーで落としたり、特殊方面に振っていないポリ2に対してダイアタック→ダイアタックで回復させる暇もなく倒すことが可能で使っていて楽しかったです。
最終日は身代わりD振りポリ2やジバコ、マジフレ/ど忘れキッスが急増し明らかに刺さりが悪かった。
○アシレーヌ(激流)@残飯
控え目 175(156) -#-126(252)-160-136-93(104)
熱湯 / ムーンフォース / 身代わり / 瞑想
両ウーラオスに対面で抗えて、受けルに強い枠が欲しかったのでB方面に厚く振った身代わり瞑想型で採用しました。ウーラオスは襷/スカーフ/鉢巻きと持ち物が豊富で型を読み間違えると大打撃を受けてしまうので、前述のエースバーンと組むことでどの型にも対応できたかと。この枠はニンフィアと迷ったが、後出しから水流連打が受からないのでアシレーヌしかいないという結論になった。
エースバーンに思念を入れてないが故に、ドヒドイデ入りの受けルに対しては毒びしを撒かれる前に展開しなくてはならず、必ず初手に投げた。Sは大抵の60属の上を取れるように実数値93まで伸ばしたが、殆どのラプラスやニンフィアの上から瞑想や身代わりを張れたので正解だったと思います。
ウィンディ(威嚇)@ゴツメ
図太い 197(252)-#-145(252)-120-116(4)
火炎放射 / バークアウト / 朝の陽ざし / 鬼火
置物。威嚇+鬼火で物理に対して強く出られるため、前期より流行していたお馴染みの型だが、環境TOPのエスバゴリラの型の多様化(特殊エスバや剣舞ゴリラの+1ダイアースに何もできず落ちる)により、役割を全うできなくなってしまった悲しいポケモン。鉢巻きゴリラの選出抑制くらいにはなるだろうと思って最後まで入れていたが、結局ゴリラは出てくるし正直この枠はキッスで良かった。
ドリュウズ(型破り)@襷
陽気 186(4)-187(252)-80-#-85-154(252)
キッスやミミッキュに隙をみせたくなかったのと、パッチラゴンやジバコに不利対面を取ったときの引き先が欲しかったので採用。環境にいるミミッキュが殆どアッキ型でSを落としていたので大抵上を取れた。明確に有利不利が分かれるポケモンなので使っていて難しいと感じました。
ドラパルト(クリアボディ)@拘り鉢巻
陽気 163-172(252)-95-#-96(4)-213(252)
蜻蛉返り / ドラゴンアロー / 鋼の翼 / 不意打ち
スカーフパッチ、ウオノラゴンに上を取られないように最速。ポリ2の安易な後出しを許さない鉢巻き型で採用しました。基本的にダイマックスすることはなかったので、隙を見せやすいゴーストダイブは切って不意打ちを選択した。Sが2段階上がったパッチラゴンやトリルを張ったポリ2対して最後不意打ちで締められた試合もあったので入れて良かったかと。
【選出】
◆サイクル、展開構築
+or+
◆受けル
+oror
毒びしを撒かれる前に初手身代わり瞑想
◆対面
++oror
エスバで上から殴って1体以上持っていく。
【きつかったポケモン、並び】
ウーラオスに対してアシレを出したいが、ゴリラにアシレが弱すぎるので出せない。
ポリ2+ドリュではサイクル負けする
アシレーヌの上から毒を入れられてドヒドと回されたら終わる
+
スカーフ、鉢巻きによる技固定により隙を見せる。
@身代わり、トリル
終盤激増して泣いていた。こいつに対する回答を用意していなかったことが敗因。
【所感】
自己最高レート更新は素直に喜びたいが、最後の最後で思考停止して環境の変化について行けなかったのがもの凄く悔やまれる。